出版物再販制度存廃の攻防(<特集>図書館・情報センターと法制度)
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概要
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独禁法の除外規定である再販制度は, 出版物の国内定価販売により小部数の多様な出版を可能にし, 出版文化に貢献してきた。公取委による著作物再販制度の見直しは, 10年余にわたって出版業界を揺るがせ, 大きな社会問題となった。この小論は, 書籍・雑誌の再販制度見直しの発端と決着について述べる。とくに事態の経過をできるかぎり詳細に記述し, 出版物再販制度の意義と役割, 海外事情について考察する。出版界は, 活字メディア出版物再販制度の弾力的運用と流通改善に取り組んでいる。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2001-11-01