科学系学術出版の改革 : 図書館員による見通し
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概要
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学術出版の大量さ, 学術情報への費用の上昇, 及び情報科学の進歩により, 現在, 研究図書館員は, エキサイティングで困難な時代を迎えている。この難問の基礎をなすのは, 誰が学術出版を所有するのかという問題である。研究図書館員は, 著作者が自らの著作権を商業出版者に引き渡すという科学系学術情報の商業化に悩まされている。アカデミーの枠外に出版所有権を位置づけることにより, 学者は自らの業績を研究図書館にとって購入・利用不能なるものにする危険を冒している。科学系学術出版をアカデミーの枠内に戻すことにより, 学術出版システムは, 新しいデジタル情報技術の保管的・分配的潜在性の利点を十全に活かすことが可能になる。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2000-04-01
著者
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