東京都立大学付属図書館における遡及入力 (<特集> 図書館目録の遡及変換)
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概要
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東京都立大学付属図書館では,1986年よりIBMシステム/38を導入し,図書館システムの開発に着手した。このプログラム開発と並行して,1986〜87年の2年間で,付属図書館所蔵図書約20万冊を遡及入力し,1988年4月のシステム運用開始とともに,OPAC(オンライン利用者用目録)の公開を開始した。さらに,1988年には理学部所蔵図書約10万冊,1989年には工学部・都市研究センター所蔵図書約10万冊を遡及入力した。予算・人員・期間などの制約のもとで行ったバッチ入力方式による遡及入力について,実際の作業方法などの概要を紹介する。また,ローカルシステムとしての都立大学図書館システムが現在抱えている問題点について,学術情報システムとの関係を中心に整理し,今後の展望を探る。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1992-03-01