学術情報ネットワークの整備 (<特集> 学術情報システムの現状と課題)
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概要
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学術情報システムを支える基盤通信網である学術情報ネットワークの整備は,学術情報センターの事業として1986年度に開始された。本年度までの第1期4年計画により,ほぼ日本を縦断するパケット交換方式の幹線通信網が構築される。その構築開始から順次,大学間や図書館ネットワークが学術情報ネットワーク上で運用を開始し,現在では,特定研究分野のネットワークや大学内LAN間の接続にも利用されている。さらに,国際的なネットワーク接続の第1段階として,米国と英国にパケット・ノードと端末を設置し,両国の研究者への学術情報センターの情報検索サービスの提供と国内外研究者間の情報交換を可能にした。このように学術情報ネットワークの第1段階の整備はほぼ順調に実施され,利用も定着しつつあるが,技術の進歩と利用の多様化や高度化から,多くの課題が生まれている。第1段階の完成を間近にして,今後の課題の達成に向けて第2段階の計画を立案し推進しなければならない。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1990-03-01
著者
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