日本の学術雑誌へのアクセスの提供 : ドイツの図書館の役割の概観とヨーロッパにおける協力についてのいくつかの考察 (<特集> ベルリン会議)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本情報の文献を提供するドイツの図書館制度は,中央集権化していない。異なる規模,機能をもつ7館を越える図書館が,ドイツの図書館間貸出制度を通じて,収集と資料へのアクセスの提供について協力し合っている。かつては十分役立ったものの,この制度が,ドイツにおいて増えつつある,日本情報をすばやく入手したい,という要求に応えられるかどうかは,疑問である。日本コレクションを有するヨーロッパ各国の図書館と協力することにより,すなわち,日本の雑誌のヨーロッパ総合目録によって,現に所蔵している資料をより良く利用することが,望まれる。ヨーロッパ書誌データベース用の日本語文字の電算処理化や,より良い書誌コントロールの問題も提起されている。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1990-02-01
著者
関連論文
- アメリカ合衆国におけるILLネットワーク : 現状と課題 ( 情報サービスにおけるILL(Interlibrary Loan)の展開)
- 日本の学術雑誌へのアクセスの提供 : ドイツの図書館の役割の概観とヨーロッパにおける協力についてのいくつかの考察 ( ベルリン会議)