日本研究者への情報提供 : ハーバード大学現代日本研究資料センターの場合を中心に (<特集>海外からアクセスする日本情報)
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概要
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米国での社会科学分野の日本研究は,1980年代に大いに進展したが,その背景には様々な条件がこの時期に直接,間接に作用したことが大きい。それと偶然期を一にして大学図書館も情報技術の革新により,従来の活字文献中心の情報提供に加えて電子情報を活用した多様で鮮度の高いサービスを積極的に取り入れてきた。学生,研究者の情報リテラシーの高まる中,社会科学系の日本研究においては殊に電子媒体の日本情報への需要は高まっている。本稿ではこうした認識の下にどのように日本情報を収集,提供しているのか,ハーバードの例を中心に紹介している。日本発のインターネット上の情報はこの夏一斉にスタートラインに殺到したかの観があるが,それがどのように成長・定着するか,またどのように日本研究に資するか,現時点では未知数だ。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1995-12-01