情報法としての特許法 : 情報の法的保護と公開(上)
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概要
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特許法が対象とする「発明」は, 財産的価値を有する「情報」であり, 特許法は, 無体物である発明・技術=情報を, 厳正な審査を経て特許権が確立された場合に, その法的保護を図るとともに, 他方で, ほぼ全技術分野にわたる大量の技術情報を特許出願順に, 統一された記載様式で公表させる, という機能を有する。本稿では, 現行の特許法制を情報法としての側面から分析するとともに, 最近, 工業所有権審議会ほかから提言された特許情報公開の将来像について考察する。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1997-10-01