大学出版部は存在意義を示せるか : 京都大学学術出版会の取り組みから(<特集>学術情報流通としての出版)
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概要
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出版不況の中にあって,我が国の大学出版部は,一見,活性化しているようにみえる。もちろんこの背景には,この10年来の大学改革と学術研究における競争状況がある。しかし研究の現場では,「真の研究成果の公開」が,実は等閑視されているという苛立ちが強い。大学出版部は,今こそ,「高いImpact Factorを持つメディア」たるべく求められているのだ。本稿では,主として京都大学学術出版会における英文書の刊行と新技術の活用の事例を具体的に取り上げながら,こうした要請に答えようとする大学出版部の活動を紹介する。そして,大学出版部を「学術情報の流通」のコアとして位置づけた取り組みが必要であると述べる。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2003-09-01
著者
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