モチ誤嚥時挿管された気管チューブ抜去の際の注意点
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概要
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モチの誤嚥により, 気管挿管された67歳の患者において, 挿管チューブと気道の間隙に異物が停留しているのが観察された。抜管時に異物の再誤嚥を防止する目的で, 気管支鏡観察下にチューブの抜去を行い, 気道内に残留した異物を除去することができた。また, 赤飯を誤嚥し意識不明のまま入院となった81歳の患者において, 前例の経験から内視鏡観察下に挿管チューブを抜去し, チューブと気道の間隙に停滞していた米飯を除去することができた。以上より, 食物の誤嚥により挿管された患者においては, 挿管チューブを抜去する際に, 気道とチューブの間隙の気道内残留物の有無に注意する必要がある。
- 日本呼吸器内視鏡学会の論文
- 1992-07-25
著者
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