Liquid biopsyによる肺感染症の診断(<ミニ特集>「気管支肺胞洗浄による"Liquid biopsy"の臨床的意義」)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
肺感染症の診断には起炎菌の検出が重要であるが,喀痰での同定率は低い.易感染性宿主における日和見肺感染症でも喀痰からの起炎菌同定は困難なことが多い.気管支肺胞洗浄(bronchoalveolar lavage: BAL)に代表されるような手技で下気道から検査検体を直接的に採取することにより,一般細菌性肺炎,レジオネラ肺炎,ニューモシスティス・カリニ肺炎,Cytomegalovirus肺炎,肺抗酸菌症,肺真菌症などで起炎菌同定率は向上する.BAL検体中の生化学的検査成績も感染症の補助診断となる.下気道から採取される液状の検体により肺感染症の診断率の向上が期待される.
- 日本呼吸器内視鏡学会の論文
- 2004-01-25
著者
関連論文
- 若年者結核の臨床的検討 : 2000年の関東・近畿地域の入院症例の分析
- 22.細径気管支内視鏡XBF-260Fを用いた気管内反転法の開発(第115回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会(記録))
- 6.気道肉芽性狭窄病変に対するトラニラスト,イルソグラジン併用経口投与の有効性(第114回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
- 臨床検査へのMGIT法導入による抗酸菌培養陽性率および培養陽性者数の増加
- 腹部リンパ節結核の4例
- 国立療養所東埼玉病院における入院時結核菌薬剤感受性の検討 : 1994年から2001年までの集計
- 非定型抗酸菌症の診断・治療
- Liquid biopsyによる肺感染症の診断(「気管支肺胞洗浄による"Liquid biopsy"の臨床的意義」)
- 31 気管支狭窄音の周波数分析(新医療技術)
- 国立療養所東埼玉病院における入院時結核菌薬剤感受性の検討 : 1994年から2001年までの集計
- 若年者結核の臨床的検討 : 2000年の関東・近畿地域の入院症例の分析