幾何的アルゴリズムの簡易な退化解除法
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概要
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幾何的アルゴリズムは誤差がないものとしても退化時に破綻する. すべての退化に対処することはアルゴリズムの考案や実装を困難にする. この困難に対して, 既存のアルゴリズムでの退化の統一的な扱い方が研究されてきた. 本論文では, 幾何的アルゴリズム中で退化入力を統一的な扱う方法を提案する. 従来の方法があらかじめアルゴリズムを調べ, 退化に備えてアルゴリズムを書き改めておくのに対して, 本論文で提案する方法は, 退化時に必要なデータをアルゴリズム実行時に計算していく. そのため, 計算速度で利点はないが, 実装プログラムに対して基本的に変更がいらず, 簡単に適用できるという利点がある.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-13
著者
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