アミノ酸調味料製造に關する研究(第7報) : 大豆粕を原料とするグルタミン酸の製造
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概要
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昭和11年1月5日喜多義逸君は醫学部附属醫院の1室で長逝された。同君は昨春業を本学に卒へた後大学院に入学し將來を期してゐたのであるが6月病を得て床に臥す事半歳終に再び起つ事が出來なかつた。本篇は同君の卒業論文であつて大学院にあつて引き續き研究してゐたもので同君に病床に於て死の直前迄この研究を口にしてゐたものであり今本文を草するに當り哀惜の念に堪へず近く我が研究室員に依つて本研究の完結を約し茲に未完の儘、若くして逝つた青年学徒の短かかつた生涯を記念する爲發表する事とした。(高田)
- 1936-02-15