援助に対する返礼行動の研究 : (1)被援助経験の有無と援助意図性の効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The purpose of the present study was to examine some factors influencing reciprocative help: Two variables, help intentionality (voluntary and compulsory help) and experience of being helped (first < no prior > and again help < prior >), were manipulated in a 2 × 2 factorial design. In experiment, 313 subjects were confronted with a hypothesized helping situation and asked to answer several questions about their reactions to that situation. The results indicated that subjects in the prior help condition evaluated other more positively than subjects in the no prior help condition. The subjects in the voluntary help condition felt more positive other than the subjects in the compulsory condition. And prior help made them have more willingness of reciprocation. However, help intentionality had no effect on that willingness. These results were discussed in terms of reciprocity theory.
- 日本社会心理学会の論文
- 1986-11-05
著者
関連論文
- 孤独感に関する研究(II) : 孤独感の因果帰属の検討
- 阪神・淡路大震災の避難所リーダーの研究
- 高校生の学校生活における援助要請態度
- 老人福祉施設における介護ボランティア活動の継続要因に関する研究
- 高齢者の自律と着装行動に関する研究-着装基準重視と関連する要因の検討-
- 高齢者住宅介護における援助授受の実態と介護意識の解明 : 在宅介護に及ぼす家族形態の影響について (特集 家族や地域社会における人間関係に見られる倫理観・価値観の変化)
- 高齢者住宅介護における援助授受の実態解明(2) : 介護保険制度についての主たる介護者の認知と評価の影響
- 高齢者の在宅介護における援助授受の実態解明 : 主たる介護者を対象にした「介護に関するアンケート調査」により
- 価値およびその変容の国際文化比較研究 : (5)価値変容とそれを規定する要因
- 価値およびその変容の国際文化比較研究 : (4)評定者と調査時期の違いが価値の優位性に及ぼす影響
- PF38 視線の意図理解に影響を及ぼす要因の解明
- 価値及びその変化の比較文化研究(2)調査の対象者と時期及び価値の目標タイプと価値がもたらす利益による価値優位性の差異
- 10 性度の違いがしぐさに及ぼす影響
- 阪神・淡路大震災による遠隔地仮設住宅における被災者の研究(1)地震から1年後の被災者の身体的・精神的健康状態
- 援助要請行動の意思決定過程の分析
- 援助要請を抑制する要因の研究I : 状況認知要因と個人特性の効果について
- 女性の服装は***被害の原因になるか--「***神話」に関する被服社会心理学的研究
- 臓器移植・提供に対する態度と行動--一般社会人と腎臓バンク登録者の比較
- 企業の向社会的経営の今日的動向--SR規格ISO26000発行がもたらす影響 (特集 対人社会心理学研究--援助行動研究を中心として)
- 学部学生の興味・関心から見た対人社会心理学研究の変遷--卒業研究のテーマ分析 (特集 対人社会心理学研究--援助行動研究を中心として)
- 援助・被援助行動の好循環を規定する要因--援助成果志向性が果たす機能の検討 (特集 対人社会心理学研究--援助行動研究を中心として)
- 女子大学生の援助要請行動の領域、対象、頻度と大学生活不安および社会的スキルとの関連 (特集 対人社会心理学研究--援助行動研究を中心として)
- 在宅介護の体制とその継続を規定する要因の検討--援助経験の影響生起過程モデルに基づいて (特集 対人社会心理学研究--援助行動研究を中心として)
- 自己評価、自己受容、および自尊心が互恵的対人関係意識を介して対人関係満足に及ぼす影響 (特集 対人社会心理学研究--援助行動研究を中心として)
- 自己愛傾向が援助行動に及ぼす影響 (特集 対人社会心理学研究--援助行動研究を中心として)
- 親の援助要請態度に関する実証的・実践的研究 (特集 対人社会心理学研究--援助行動研究を中心として)
- 着装規範に関する研究(第10報) : 規範的着装行動に対する他者反応と着装感情の関係とその個人差
- 着装規範に関する研究(第9報) : 規範的着装行動に対する他者反応と着装感情の関係
- 着装規範に関する研究(第8報) : 着装規範同調・逸脱がもたらす着装感情を規定する個人差要因(自意識・自尊心・独自性要求)
- 着装規範に関する研究(第7報) : 着装規範同調・逸脱がもたらす感情と規範意識高低による差異
- 着装規範に関する研究(第6報) : 子どもの着装規範意識に及ぼす親の影響
- 着装規範に関する研究(第5報)-着装規範の親子間の対応性に及ぼす親子関係の影響-
- 着装規範に関する研究(第4報)-着装規範意識を規定する個人差要因(自意識・形式主義・社会的スキル)-
- 着装規範に関する研究(第3報)-生活場面と着装基準の評定に基づく着装規範意識の構造化-
- 着装規範に関する研究(第2報)-場面と基準の関連性を規定する個人差要因-
- 着装規範に関する研究(第1報)-生活場面と着装基準の関連性-
- ファッション・リスクの知覚と独自***求
- リスク敢行としての消費者行動(岡部昭二教授退官記念論文集)
- 流行志向性とファッション・リスクの知覚
- ファッション・リスクに関する研究-1-"知覚されたファッション・リスク"の構造
- 着装規範について
- 被害者が示す怒りに対する加害者の認知的・行動的反応を規定する要因
- 怒りとその表出に関わる心理学的研究の概観(感情科学の展開)
- 日常生活における怒り表出の原因とその影響
- 自己愛傾向が怒り表出の正当性評価に及ぼす影響
- 怒りとその表出に関わる心理学的研究の概観 (特集 感情科学の展開)
- 怒り表出の対人的効果を規定する要因 : 怒り表出の正当性評価の影響を中心として
- 被害と加害者の責任性が怒り表出の正当性評価に及ぼす影響--加害者-被害者の立場による差異の検討
- 中学生における社会的依存要求の特徴について
- 阪神大震災における避難者と援助活動--避難生活における問題とそれへの対処方法
- 社会4094 被依存者の心理についての研究(I) : 依存欲求と被依存欲求との関連性について
- 「絆」の光と影 : 「絆」のイメージとその構造に基づく「絆」尺度の作成(対人関係の光と影-「絆」の形成、拒絶、そして崩壊の社会心理学的研究-)
- 「絆」の光と影--「絆」のイメージとその構造に基づく「絆」尺度の作成 (特集 対人関係の光と影--「絆」の形成、拒絶、そして崩壊の社会心理学的研究)
- 援助授与行動と援助要請・受容行動の間の関連性 : 行動経験が援助者および被援助者に及ぼす内的・心理的影響の研究
- 第173回公開講座 社会的絆の光と影--人間関係における「絆」とその役割とは
- Self-Focused Attention and Self-Enhancement : How Negative Life Events Affect Well-being
- 高齢者の援助行動経験と心理・社会的幸福・安寧感との関連
- セルフヘルプグループの有効性 : アトピー性皮膚炎患者におけるヘルパーセラピー原則
- 看護就業者が日常業務遂行上感じる身体症状(1) : 有訴度と深刻度について
- 援助要請行動に及ぼす援助者の性,要請者の性,対人魅力,および自尊心の影響について
- 援助がもたらす自尊心への脅威が被援助者の反応に及ぼす効果 (援助行動)
- 返礼行動に及ぼす援助意図性,援助成果および援助出費の効果
- 受益者の返礼行動に及ぼす贈与者の意図性と固有属性の効果
- 学部短信 佐々木土師二教授の退職にあたって〔含 略歴および主要業績〕
- 援助行動経験が援助者自身に与える効果 : 地域で活動するボランティアに見られる援助成果
- 被服ディプライベーションへの対処方略--購入・着装・廃棄時における方略構造と方略の個人差
- 高齢者による援助行動の実態とその効用に関する研究(1) : 近隣社会における援助授受の実態と性別、年齢、ボランティア活動経験による差異
- 被服の社会心理学的研究 : 特集号の刊行によせて
- 現実場面における援助効果、援助成果の検証 : パソコン教室を事例としたフィールドワーク
- ボランティア経験がボランティアに対する態度に及ぼす影響 : 活動半年後と5年後のボランティア態度の比較
- 21世紀に開かれた被服社会心理学
- 被服行動研究における社会心理学的接近法
- プロトコル法による運転行動の意思決定過程の研究
- 視覚障害者に対する援助行動 : 援助行動の質と認知の差異
- 野村昭教授の退職にあたって
- 援助行動の生起過程に関するモデルの提案
- 価値及びその変化の比較文化研究(1)価値の変化認識とそれを規定する要因
- POP広告効果測定--高額商品(フグ)を訴求対象として
- 阪神・淡路大震災におけるボランティア--災害ボランティアの活動とその経験の影響
- 阪神・淡路大震災における被災者をとりまく援助ネットワ-ク--親戚・知人の役割を中心にして
- 阪神・淡路大震災におけるボランティア--避難所で活動したボランティアの特徴
- 米国における向社会的行動の分類学的研究-5-促進要因と抑制要因に基づく向社会的行動の生起型と非生起型の究明
- 購買計画の有無とPOP広告の掲出状況が売り場内消費者行動に及ぼす効果 : イメージ訴求型POPと価格訴求型POPを用いた現場実験
- 米国における向社会的行動の分類学的研究-4-促進要因と抑制要因の構造解明とそれに基づく行動類型の特徴づけ
- 社会的苦境における謝罪の評価と加害者・被害者の感情
- 米国における向社会的行動の分類学的研究-3-向社会的行動の生起を促進,あるいは抑制する動機,原因,理由
- 米国における向社会的行動の分類学的研究-2-向社会的行動についての規範的態度
- D-1 社会的苦境における謝罪の評価と加害者・被害者の感情
- 米国における向社会的行動の分類学的研究-1-向社会的行動の類型
- 向社会的行動における「自己」の機能
- 対人感情が援助行動ならびに非援助行動の原因帰属に及ぼす影響 (援助行動)
- 援助要請の原因帰属と親密性が援助行動に及ぼす効果
- "いじめ"現象に関わる心理的要因 : 逸脱者に対する否定的態度と多数派に対する同調傾向
- 順社会的行動の意思決定モデルの検討
- 援助規範意識の性別、年代、および、世代間の比較
- 641 順社会的行動の動機の構造(V) : 対人感情が援助動機に及ぼす影響(プロソーシャル・反社会的行動,社会5,口頭発表)
- 向社会的行動の動機と内的・外的統制志向性
- 順社会的行動の意思決定過程における認知の変化
- 援助行動および非援助行動における原因帰属の次元 (自己知覚)
- 援助に対する返礼行動の研究 : (1)被援助経験の有無と援助意図性の効果