レイトレーシング演算の誤差解析 : FPとLNSによる楕円体演算の比較
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概要
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レイトレーシングによるの画像生成の計算は比較的複雑であり相当程度の計算精度が必要であると考えられる。本研究では浮動小数点演算法(FP)と対数利用の演算法(LNS)によるレイトレーシング演算を行い、両者でどの程度の誤差が生じ、またその間の差異がどの程度であるかを調べた。演算対象物体として楕円体を例に、FP及びLNSで計算した場合の演算誤差式を導出し、それらを使用ビット長ごとに数値評価し比較した。一方シミュレーション演算により計算した誤差と比較し、導出誤差式が正しいことを確認した。また、FPとLNSの間の比較を行い、LNSの方が多少精度が良いことを誤差数値と描画画像の目視により確認した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-02-17
著者
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