ネットワークを使用したリテラシー教育
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概要
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神戸山手女子短期大学では1996年後期よりネットワークを利用したリテラシー教育を行っており、97年度からは1年間の必修教育となった。教育システムとしてネットワークで個別学習でできるものを目指したが、いろいろな課題が出てきている。この研究ではシステムのハード面よりもソフト面の問題に焦点をあてて議論する。教育効果の面から見れば、必ずしも満足のいくものではなかった。その原因の一つは個別教材システムが個々の先生の教材面での変更の自由を完全に保証しなかったこと、個別学習システムが、先生の指導面の力、特に感情面への教育効果を軽視していたことにある。なお、このシステムで得られた学習履歴データの分析、及び個人認証に関連するパスワードの問題についても議論する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-11-13