国語教育における学習支援ツールとしてのコンピュータ活用 : 「要約」活動への対話的支援の実際から
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概要
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本報告は、国語科学習開発への状況論的アプローチの一環として、コンピュータを学びを生成する学習支援ツールとしてとらえ、これからの国語科学習の可能性のひとつの姿を探ろうとした試みである。国語教育へコンピュータを積極的に導入する異議は、コンピュータが「情報力」とコミュニケーション能力を育てる学習支援ツールとなるということである。(1)コンピュータは学びを相互構成する資源(リソース)であり (2)学習支援ツールとしてのコンピュータは (3)テキスト、自身、他者との"対話"を促進する。国語科教育の「要約」指導を取り上げ、子どもたちがコンピュータの主体的で目的的な活用を通して、自身のことばの学びを創りあげることを可能とする学習デザインについて考察を加えた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-03-20
著者
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