手書き編集記号を用いたオンライン文字図形編集法
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概要
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本論文では,入力から編集まで一貫した操作で文字図形の入力編集を行う,手書き編集記号を用いたオンライン文字図形編集法について述べる.本方式では,平面ディスプレイと透明タブレットを一体化した入力表示部に筆記された文字,図形,編集記号を即座に認識し,入力編集結果を実時間で表示する.手書き編集記号は編集機能をシンボル化したもので,手書き編集記号の認識結果に従って編集処理を実行する.特徴として,(1)記憶が容易で,筆記が簡易なように,手書き編集記号の形状を設定したこと,(2)修正に用いる手書き編集記号のほかに,図形認識を支援する手書き編集記号を加えたこと,(3)高い認識精度を有する簡易で高速な編集記号認識法,(1)文字,図形,編集記号を自動識別することにより,入力モードと編集モードを自在に遷移できるモード管理法,がある・本方式の操作性を評価するため,マウスとメニュー選択による文字図形入力方式との入力・編集操作比較実験を行った.その結果,平面ディスプレイと透明タブレットを一体化した入力表示部を用いた本方式は,マウスとメニュー選択による方式に比べて,入力・編集いずれの場合とも,操作時間を最大1/2に短縮できることを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-03-15
著者
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