スカイライン法のベクトルプロセッサへの適応性
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概要
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有限要素法により一般形状物を離散化して得た剛性行列は対称疎行列となる. この対称疎行列を係数とする連立一次方程式を解くには, LDL^T分解法に基づく直接解法と, 前処理つき反復解法が使われている. LDL^T分解法としては対称帯行列用改訂コレスキー法と, 縁どり法に基づくスカイライン法(Envelope法ともいう)が有利である. LDL^T分解法を使う場合には前処理としてのオーダリング法の採用が必須である. 本論文ではスカイライン法を中心としてベクトルプロセッサへの適応性を評価し, その有効性を明らかにした.
- 1986-02-15