(58) サクラてんぐ巣病葉の電子顕微鏡による観察 (昭和46年度日本植物病理学会大会講演要旨)
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概要
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Taphrinacerasi(Fuckel)Sadebeckによるソメイヨシノ (PrunusyedoensisMatsumura)のてんぐ巣病葉組織の超薄切片を電子顕微鏡で観察した。本菌は感受体組織の細胞間隙, 中層, ならびに細胞壁の部分に認められる。菌体が細胞壁の部分に入った場合, 細胞壁が厚くなり, 葉の角皮層下に生じた菌体(子のう)は角皮を破って組織の外にでるが, 感受体細胞壁を貫通したり, 細胞膜を陥入させることな′く, 吸器様構造は観察されない。組織中の菌体が感受体細胞と接している部分には両者の細胞壁より電子密度の高い物質があるが, 中層や細胞壁部分の菌体周辺には認められない。感受体細胞の核には仁が2個ある場合もある。観察した範囲では葉緑体にはラメラが少ない。また好オスミウム顆粒や殿粉をもつ葉緑体は少ないが, 孔辺細胞の葉緑体には殿粉が認められる。
- 1971-06-30
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