ビジネスマンと情報(その1) : 意思決定のための情報源を中心として
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概要
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企業の上級管理者(経験豊富な役員・部課長など最高管理者ならびに上位の中問管埋者)はどのような情報に関心をもち,意思決定にあたっていかなる情報源を利用しているのであろうか。問題の内容と情報源利用との間に一定のパターンがあるのだろうか。また,情報問題全般についてどんな考えをもっているのだろうか。今回,情報源を大きく対人情報源,組織・グループ情報源,社内情報源,公刊情報源,自己情報源の五つに分け,意思決定におけるそれぞれの重要度を中心に,上級管理者の情報の受容と処理と評価の実態を知るべくアンケート調査を行った。サンプルに偏りがあり,その規模も大きくはないので一般化には問題があるが,一つの事例研究として分析結果を報告するものである。なお,因子分析による企業や回答者の分類をはじめとして,SPSSによる統計分析を導入するとともに,定性的記述の分析にはKJ法を用いた。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1985-05-01