研究機関における研究成果の著作権管理に関する実態調査の概要
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概要
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研究成果に係る著作権の管理状況を知るため,国内の主要160研究機関にアンケート調査を依頼し,66%の回答を得た。研究機関が刊行する雑誌・研究報告書等に掲載された論文の著作権は73%が自機関に帰属し,著者に帰属するケースは13%であった。機関別の著作権の帰属先(自機関-著者)を示すと,国公立試験研究機関等(65%-23%),大学付置研(35%-45%),民間企業試験研究機関(91%-0%)および特殊法人試験研究機関等(100%-0%)であった。投稿に際して求められる著作権移転の許諾者は,大学付置研では大部分が著者自身であるが,企業の試験研究機関では70%強が機関の代表者等である。研究成果の著作権の取りあつかいを規則化している機関は14%であった。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1983-08-01