AGRISデータベースの発展とその機械検索
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概要
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1975年から開始されたFAOのAGRISレベル1 Current Awareness Service事業は,各国の入力数が1975年4万8千件,76年7万7千件,77年9万8千件,78年1〜6月分で6万3千件という数字で示されるように,データベースとして順調な発展を遂げている。この間のわが国は,毎年8千件の農学文献を恒常的に入力し,国際協力の役割を果している。このような発展をもたらしたものは,UNESCOによって行なわれたAGRISの評価に負うところが大きい。しかし,データベースとしてソ連の入力がほとんどないことは,残された問題であり,今後の解決が望まれよう。 AGRISの産物であるAGRINDEXの磁気テープによる機械検索サービスについては,1978年10月に筑波農林研究団地に発足した農林水産研究情報センターにおいて,研究計算との共同利用電算機ACOS800により行なうべく,利用体制を整備している。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1979-02-01