罹病樹内におけるスモモ葉焼病菌の越冬
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スモモ樹内での木部局在性細菌 (XLB) の生存を評価するために CS20 寒天培地を用いて分離を行なった。1982年10月から1984年10月にわたり葉焼病罹病樹3本からそれぞれ30〜40本の小枝を毎月, 無作為に採取した。1983年12月から1984年5月には他の3樹から16〜24本の根を採取し CS20BN 寒天培地で分離を行なった。それぞれ表面殺菌した枝および根から得た搾汁液を直ちに CS20 又は CS20BN 寒天培地上に置き, 30Cで培養し細菌集結の形成を検鏡 (×50) により毎週観察した。品種"Santa Rosa"からは1983年5月と1984年4月を除く毎月, "Burbank" からは1983年5月と1984年2月, 4月を除く毎月, および "Ozark Premier" からは1983年6月〜12月および1984年8月〜12月の各月にそれぞれ細菌が分離された。XLB は各樹の根からも1983年11月から1984年5月にわたり分離された。以上の結果から XLB がジョージア州バイロンで冬期間生存可能であること, および常に健全樹への伝搬を可能にする何らかのベクターが存在することが示唆された。
- 1987-07-25
著者
-
YONCE C.E.
USDA, Southeastern Fruit and Tree Nut Laboratory
-
Chang C.j.
Department Of Plant Pathology University Of Georgia Georgia Experiment Station
-
Yonce C.e.
Usda Southeastern Fruit And Tree Nut Laboratory