日本における化学系データベース作成活動の現状(1983年)
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概要
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日本における化学系データベース作成活動について,1983年4月から11月にかけて現状調査を行なった。その結果判明したデータベースの種類,提供媒体の種別,文書情報や数値情報などの情報タイプの種別,データベース作成機関の分類,データベースの利用資格に関する制限の有無などについて述べた。あわせて,日本における化学系データベースの特徴と,それらの作成,維持および流通にまつわる問題点等についてふれる。調査は主にアンケート調査を中心に行なった。その結果では,少くとも58種類のデータベースがあり,コンピュータ非可読形式で収集されたデータまでも含めると少くとも86種類はあることがわかった。また,これらのほとんどが公的性格の機関で作られており,民間人に対し利用上の制限があるものが全体の30%程度あること,これらのデータベースの過半数がいわゆるファクト・データベースであることなどもわかった。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1984-09-01
著者
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