学内センターを利用した雑誌管理機械処理における本・分館間の統合の試み
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概要
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千葉大学附属図書館では業務機械化の一つとして雑誌管理業務を行なっている。その中でとくに外国雑誌の会計的処理は本館分館を統合した一括契約・一括精算の方式をとっている。精算のための面倒な計算は機械処理に適しているが,これを行なうには分館での受付データが本館内ファイルにとり入れられなければならない。分館に業務専用端末装置を設置することは容易ではないので,できる限り直接的に無駄なく分館から本館ヘデータを移送するため次の代替手段がとられた。学内共同利用情報処理センターの端末として,分館備付のJOIS等に利用する情報検索用電話型端末を用いた。この端末から分館データをキーインしてセンターファイルに蓄積して,センターファイルを媒体変換し,本館ファイルにとり入れる,という3ステップ方式である。こうして集録された全学データファイルを用いれば精算処理やリスト作成などを行なうことができる。オンラインネットワークには程遠いが,二つの異なるシステム間を機械処理的に連結することによってデータの移送を行ない,一応の成果をあげることができた。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1983-01-01
著者
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