(財)機械振興協会におけるIRシステムの研究 : シソーラスの作成とそのテストを中心に〔その1〕
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概要
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電子計算機の急速な発展によって,今日では,電子計算機を使用する情報処理は目新しいものではない。(財)機械振興協会は1962年以降今日まで,約5年間にわたり,この電子計算機を使用する情報検索システムの研究を行なってきた。 まず、研究の初期には,IRシステムの概念を明確に捉えるため,主に外国文献による調査が進められ,一方,情報検索の初歩の試みとして,「自動車関連情報」を対象に,アバーチャカード・システムによる実験が行なわれた。ついで本格的なマグネティックテープによる検索システム段階への足掛りとして,社会科学シソーラス(経済産業用語10000用語)が作成された。そして,このシソーラスを基礎に「仮想質問」が設定され,実際の検索が試みられた。さらにこの質問に対する適合性を把握するため,検索結果の有効性,無効性,適合率の分析が行なわれ,最後に以上の結果はあくまでもプロット・タイプ・シソーラスの実験であることを強調し,今後,実験をくり返すことにより,質問への適合性を高めたり,シソーラスの修正,補正をも行なえるとしている。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1968-08-15
著者
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