小型コンピュータによる貸出管理の機械化
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概要
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この貸出管理システムは野村総合研究所の鎌倉の図書室の図書,および調査報告書類の貸出返却の処理を小型コンピュータIBM1130によって行なうものである。機械化の目的は返却の請求を完全に行なうことと,貸出管理統計を完全にとることにあった。しかし,後者の目的はプログラマ不足のために実現していない。前者の目的は初期の目的通りの成果をあげている。 本文ではシステム分析からシステム完成までの経過およびシステムの詳細,また実行後の成果と問題点につき詳細に説明している。また,このシステムの実行経験から考えた理想的な貸出管理システムと,図書館業務のコンピュータ化における問題点についてふれる。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1971-10-01