100Mb/s 光トークンリングを用いたプロセッサ間結合システム
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概要
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複数のプロセッサ,記憶装置,周辺装置等との高速通信を行うネットワークへの適用をねらいとした米国規格協会 (ANSI) の高速 LAN の新基準が提案されているが,筆者らはこの高速 LAN と類似の適用領域を持ち,100メガビット/秒(Mb/s)の伝送速度を有する光トークンリング方式のネットワークを導入したプロセッサ間結合システムの検討を進め,このほどネットワークノードを構成するプロセッサ間結合装置(PCU)を開発した.本装置は,プロセッサをチャネルを介してりジグに接続し, HDLC 手順を完全群接続ーネットワーク内の任意のノード間の接続一系向きに拡張したデータリンク制御手順を用いてリング上の任意のプロセッサとのデータ転送制御を行う.本論文では,高速のプロセッサ間通信に適したPCUの機能・構成条件を明らかにする.PCUにこの機能・構成条件を適用することにより,完全群接続系で一般に採用されている通信方式と比べて,プロセッサ間通信制御に要するソフトウェア処理を1/2以下に軽減できる. また,メッセージ通過時間を IEEE802トークンリング方式と比較して,特に高トラヒック,長リングになるほど大幅に短縮できる.さらに,システム復旧の高速化に有効なりングの障害箇所検出・切離しの自動化アルゴリズムを提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-04-15
著者
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小柳津 育郎
Ntt 電気通信研究所
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星子 隆幸
Ntt 電気通信研究所
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魚住 栄市
Ntt 電気通信研究所
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星子 隆幸
NTT電気通信研究所処理装置研究室
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魚住 栄市
NTT電気通信研究所処理装置研究室
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小柳津 育郎
NTT電気通信研究所処理装置研究室
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