広域曲面補間法
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概要
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現状,自由曲面の補間法としてはCoonsの方法や,Bezierの方法がよく使われる.しかしこれらの方法は,小さなパッチを補間するものであるため,点群の入力,曲面の平滑化に多大の手間がかかるという問題がある.これに代わる方法としては,一つのデザイン意図に貫かれた曲面を,曲線をスウィープさせて一気に作るという方法が有力である.この方法は,1本ないし2本の導線(ガイドカーブ)に沿って曲線をスウィープさせる方法で,スゥィープ操作に次のような変換を加えることにより,変化に富んだ曲面でも創成できるようになる.(1) 導線の接ベクトルの変化に従うマトリックス変換.(2) 2本の導線の対応点を結ぶ直線の変化に従うマトリックス変換.(3) 2本の導線の幅に比例した拡大/縮小.(4) 導線上に与えられた境界条件(曲面が接するべき平面) を満足するような変形操作.(1)〜(3) は曲面内部の形を制御する変換,(4)は隣りの曲面と滑らかに接続するための操作である.以上の方法を使えば,少ない曲線データで広い曲面が作れ,曲面の平滑化が不要になるため,形状入力の手間が大幅に削減できる.この方法は現在主にNC加工とコンピュータグラフィックスの幾何モデリングに使われており,特に NC 加工では既に数百の製品にさた401-410
- 1986-04-15
著者
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