知識表現用言語としてのProlog/KR
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概要
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Prolog/KR は知識表現用言語として, フレーム理論と述語論理を統合し, 統一的な視点のもとに見なおすために設計・開発した言語である. また, 総合的なプログラミング・システムとしての機能も備えている. フレーム理論に基づいた言語は, 知識表現に必要なさまざまの概念を実現する機能をもっている反面, 手続き的記述の面が弱い. 一方, 述語論理に基づいたPrologは, 後者は申し分ない(セマンティクスが述語論理で与えられている)が, 前者の機能に欠ける. Prolog/KRは, Prologを基本とし, その弱点を補強するとともに, フレームを実現する機能として多重世界を導入した. これにより, 概念の階層構造やそれらの間の述語の引き継ぎ等が記述できるようになった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1984-03-15