インテリジェント・コンソールを用いた計算センタ運用管理システム
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概要
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計算機システムの運転状況, 利用状況を計算機自身で監視し, 利用に関する情報の管理や利用状況に応じたシステムの制御, システムの運転操作等を自動的に行うシステムは, 運用管理システムと呼ばれる. このような機能を持つ運用管理システムを構築するためには, 計算機上で動作している種々のプログラムの状態のみならず, 計算機本体および入出力機器のハードウェアの状態, 空調機や警報装置, 場合によっては電話回線等の外部環境までも監視・制御する機能が必要になる. 従来のオペレーティングシステム(OS)ではこのような配慮はほとんどなされておらず, これらはオペレータの仕事となっていた. オペレータはオペレータコンソール経由で計算機システムと通信しながら, システムや外部環境の監視・制御を行っている. インテリジェント・コンソール(INC)は, 計算機とそのオペレータコンソールの間にそう入されたマイクロコンピュータシステムで, 拡張OSとして動作し, またオペレータの機能を代行することができる. このオペレータの代行機能に着目すると, INCは運用管理に対して種々の応用を持っている本論文では運用管理の考え方とINCの概念を述べ, 運用管理システムに対するいくつかのINCの応用例を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1982-09-15
著者
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