対話形式による有限要素メッシュの自動生成と修正
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概要
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有限要素法を用いて構造解析を行う場合, 入力データの作製に多くの人力と時間を必要とし, また解析結果の精度と自由度数は相互に関連し, 自由度総数には制限があるので, 応力分布の平担な箇所ではメッシュを粗く, 応力集中部ではメッシュを細かくする必要がある. 著者は任意形状の平面構造物を必要最小限の入力データにより有限要素の大きさおよび分布密度を自由に制御し, 自動的に要素分割を行う自動要素分割法を開発し, 解析精度の向上と入出力の手続きの簡易化を図った. また構造解析に際して最も適当と思われるメッシュパターンを得るために, 前述の方法によるメッシュ分割の結果をグラフィック・ディスプレイ装置のCRT上に表示し, 自動分割パターンのチェック, 目視によるパターンの修正および生成を対話形式で行う機能を持たせることにより実用性の向上を図った. このシステムにより構造解析を行うに際して入出力の手続きが大幅に簡易化され省力化が可能なことを示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1979-11-15
著者
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