高位言語デバッギングシステム SOLDA
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
SOLDAはPL/I型の制御用高位言語 ESPRITで記述されたプログラムを対象としてテストおよびデバグを実行, 支援する高位言語デバッギングシステムである. SOLDAは制御用実時間システムや計算機基本ソフトウェア等のような大規模で複雑なプログラムを開発する職業的なプログラマによって使用されることを考慮して設計され, 効率的なテストおよびデバッグの諸機能を総合的に包含している. システムの特徴として, 次の点があげられる. (1)実システムの構成との差異を模擬する機能 (2)単体テスト・デバッグのための支援機能 (3)会話またはパッチ形態での運用 (4)プログラムの外部からのテスト・デバッグ指示 (5)ソース・レベルの用語によるテスト・デバッグ指示および結果の出力 (6)プログラムの一時修正機能 (7)プログラムの実行プロフィール・データ収集職能 本論文では高位言語デバッギングの道具の各種実現方式の比較を行い, SOLDAシステムの適用範囲と特徴, システム構成, テスト・デバッグ機能, 被デバッグプログラムとのインタフェース, プログラム構成および使用経験から指摘された今後の課題について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1979-09-15
著者
関連論文
- 企業における情報工学基礎教育について : ソフトウエア基礎総合講座について
- 生産性向上を目指すソフトウェア技術者教育 (ソフトウェア生産技術)
- コンパイラのテストデータ網羅性判定ツールC-GRAM
- 高位言語デバッギングシステム SOLDA
- 日本留学の成果をいかに活かすか : 在日欧米系留学生にきく
- A Formal Semantics for Algorithmic Linguages Based on the Scott's Logic (アルゴリズムにおける証明論)
- 情報処理技術の発展に向けて
- これからの工学教育を考える : 若手教員大いに語る