B-treeインデックスにおけるページ内使用率
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概要
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エントリの削除と挿入, すなわちキイ値の更新が繰り返される場合のB-tree型インデックスにおける平均ページ内使用率を, 再帰式とモンテカルロ法によるシミュレーションにより解析を行い, エントリ削除時の三つのアルゴリズムについて比較する. 初期ロード時あるいは削除のない環境では, 平均ページ内使用率は約70%であるが, その後, エントリの削除・挿入が繰り返されると, ページ併合(catenation)と平滑化(underflow)を行わない場合では, ページ内使用率は平衡状態に向って減少し, 40%を下まわることもありうる. しかし, ページ併合を導入すると, 初期ロード時の使用率よりもわずかに低い程度の平均ぺージ内使用率が確保される. さらに, ページ併合に加えて平滑化を導入すると, 初期ロード時にほぼ等しい平均ページ内使用率が維持される. ページ内使用率でみると, 平滑化の導入の効果は大きくなく, 高々1%改善するにすぎない.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1979-09-15
著者
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