知識型情報検索システム NIRS の設計およびソフトウェア構造
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概要
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本論文では,知識型システムとして実現された情報検索システム NIRS の設計,概念構造および実現のためのソフトウェア構造について述べる.本システムの設計および開発の目標は,利用者の有する検索に係わる知識を定義することの可能な環境を提供し,さらに検索要求に知識を用い応えるための知識型情報検索システムを開発することにある.本システムの主たる構成モジュールは,情報検索に係わる知識を格納する知識ベース,これに格納された事実および手続き的知識を解釈し実行するための推論機構,および検索対象を格納したデータベースオブジェクトベースである.知識ベースは,シソーラスの機能を果たす記述子グラフ (DG),および DG の構造に基づき問い合わせ要求を解釈する手続きの集合などより成る.このとき,手続きは知識ベースの構成要素となる.これを可能とする機能を提供することにより利用者はDGコだけではなく,推論メカニズムをも利用者の有する目的および必要に応じ変更することが可能となる.ここで, DG は重み付きセマンティクネットワーク,手続きはプロダクションルールにより,それぞれ,表現されている.
- 1991-09-15
著者
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