プログラム生成システム PAPYRUS
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概要
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Curry-Howard Isomorphismに基づくプログラム生成法では,論理式に対しプログラムの仕様としての解釈を定義し,論理式の証明から誤りのないプログラムの生成方式をあたえる.PAPYRUS(PArallel Pro-grams sYnthesis by Reasoning Upon formal System)は,このような方法をベースとしたプログラム生成実験システムであり,大まかには以下の2つの機能を提供する.1つは,論理や表記法,プログラム生成規則の管理と,これらの定義のもとでの証明チェックやプログラム生成の機能で,型論理の1つであるCC(Calculus of Constructions)における型推論機能とTRS(Term Rewriting System)の技術により実現される.これらの定義を変更することにより,プログラム生成のためのさまざまな論理や表現方法,実現可能性解釈を利用することができる.もう1つは,証明作成の簡単化を目的とする証明エディタ機能であり,(1)適用可能な推論規則の表示と,選択された規則による自動証明展開機能,(2)部分証明が構成されるたびに行われる自動証明チェック機能(この機能により完成した証明はその時点で正しさが保証される),(3)未証明部をプルーバに証明させる機能などがある.本稿ではPAPYRUSの原理と構成,機能について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-01-15
著者
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藤田 正幸
三菱総合研究所
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藤田 正幸
株式会社三菱総合研究所
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藤田 正幸
(株)三菱総合研究所
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藤田 正幸
三菱総研
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川田 秀司
(財)新世代コンピュータ技術開発機構 (株)東芝システム・ソフトウェア生産技術研
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坂井 公
筑波大学電子・情報工学系
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白井 康之
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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大坪 透
(株)ヴァンリッチ,にっかつ芸術学院映像科
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大坪 透
(株)ヴァンリッチ にっかつ芸術学院映像科
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