横山又次郎著『世界の反響』に描かれたケンペルとナウマン
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概要
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ケンペルが第1回参府(1691)の際, 江戸城内で将軍綱吉に謁見(えつけん)した時の様子を伝えるケンペル自筆のスケッチ『将軍綱吉の御前で謁見する図』は諸書に転載されてあまりにも有名である.ケンペルは綱吉の命令でヨーロッパの踊りやドイツ語のアリアを披露したという.その踊りが宇和島に保存されていたとはとても思えないが, 大変おもしろい話である.そして, その踊りをナウマンが学んで, 横山に披露したのだから, 歴史というものは, こんなものなのかと思うことが多い.なお, 今のところ, 宇和島地域にこのような踊りが現在も伝わっているとは聞き及んでいない.
- 2003-03-20
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