504. 南関東の鮮新世以後のキサゴ化石の貝殻中のマグネシウムとカルシウム含有比の意味
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概要
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1962年, 三橋達雄は著者が関東南部の洪積世以来の多くの地層中から採集した化石のヱゾタマキガイの貝殻の中に含有されているマグネシウムとカルシウムの原子数の比(%)を測定して, その比が年代の新しくなるにつれ増大した事を報告したが, 今回著者は南関東の鮮新世以来現代迄のキサゴの貝殻について上記の比を地層別に分析測定した結果ほゞ似た結果を得た事をこゝに報告すると共に是等に関聯した地質学上興味ある事実に付いての報告と著者の見解とを併せ記載した。
- 1966-04-20