712. 過去 3000 年間の相対的海水準降下
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概要
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琉球列島石垣島の川平湾外にある風上側裾礁には平均低潮位よりも約60cm高く造礁サンゴ, サンゴモの生育していない平坦礁頂(reef crest)がみられる。この裾礁複合体から採取されたサンゴモ(Porolithon onkodes) 2試料, 造礁性サンゴ6試料(Acropora, Goniastrea, Porites属)の放射炭素年令は, この平坦礁頂が石灰藻嶺系ではなく1500〜3000年前の礁突出部の残存地形であり, 当時は現在よりも少なくとも1.5m海水準が高かったことを示している。その後の相対的海水準降下によりその突出部は侵食をうけ現在の地形にまで平坦化された。
- 日本古生物学会の論文
- 1980-04-30
著者
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松田 伸也
College of Education, University of the Ryukyus
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小西 健二
Department Of Earth Sciences Faculty Of Science Kanazawa University
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松田 伸也
Department of Earth Sciences, Faculty of Science, Kanazawa University
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松田 伸也
College Of Education University Of The Ryukyus
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