651. 青海石灰岩産下部石炭系のコノドント
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
青海石灰岩の青海川沿いに分布するEndothyra帯(長谷川, 他, 1969)から, 世界的に分布するGnathodus bilineatus-G. commutatus-G. nodosusを含むコノドント化石群を認めた。これらのコノドント化石群は, 阿哲石灰岩名越層のGnathodus bilineatus-G. commutatus帯(KOIKE, 1967), 秋吉石灰岩最下部層のコノドント化石群(Hisaharu IGO, 1973), さらに関東山地南東部三ッ沢産のGnatnodus bilineatus-G. nodosus-G. commutatus化石群(Hisayoshi IGO & KOBAYASHI, 1974)等と同様な化石群集であり, 青海石灰岩のEndothyra帯の一部は, 少くとも北米のChesterian中部, ヨーロッパのVisean上部に対比される。
- 日本古生物学会の論文
- 1975-09-20