604. 本邦産 Endothyraceans の研究
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概要
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Endothyracean foraminiferaは11科からなり, 古生代後期の重要な示準化石とされているが, いまだに本邦におけるその意義はほとんど知られていない。本邦からのbiseriamminidsの報告ははじめてであり, この科の全記載種を総括して化石層序学的意義を再確認した。主として中国地方の主要石灰岩層(阿哲・帝釈・秋吉)から, Globivalvulinaに属する(他の2属Biseriammina, Olympinaは未発見)7種;G. kamensis, G. granulosa compressa, G. mosquensis, G. sp. cf. G. kantharensis, G. sp. cf. G. gracea, G. regularis n. sp., G. sp. A, G. sp. Bを記載して, 本邦の上・下部石炭系の境界, ことに上部石炭系下部における化石層序学的な意義を明らかにした。また, 産出層準および石灰岩の岩質と産出頻度についても研究した。
- 日本古生物学会の論文
- 1972-09-30
著者
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