507. 西部四国の四万十帯より Aptian Ammonites の発見
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概要
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愛媛県北宇和郡広見町近永国鉄駅の南西方約500mの道路の切割りで。アンモナイト数個体が得られた。産出地層はこれまで, 宇和島東部地方の四万十帯中の"鳥ノ巣統"相当層と考えられていた。なお, 正確な産出地点は不明であるが, 同一地域からの類似岩石中から産したアンモナイト2個体を, 高知大学の甲藤次郎教授から頂いた。これらのアンモナイトを検討した結果, 1個体はCheloniceras(s.s.)minimum CASEYの近似種, 残りの個体は同亜属の新種であることが判明した。同亜属はアプチアン階(下部白亜系下部宮古統)を指示する。よつて, この付近のユラ系とされていた地層は, 宇和島南方に分布する北灘層と同一系統であり, アプチアン階であると判断される。
- 日本古生物学会の論文
- 1966-06-30
著者
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波田 重熙
Department Of Geoscience Osaka City University
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中居 功
Department of Geology, Kyushu University
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中居 功
Department Of Geology Kyushu University
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