イバラガニモドキの脱皮と鉗脚の再生
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概要
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1990年12月27日に静岡県駿河湾で獲れた雌のイバラガニモドキLithodes aequispinaが翌日水槽内で脱皮をした。脱皮にはおよそ20分間要し,脱皮15日後にへい死した。甲長は16.3cmから17.3cmに成長し,成長率は6.1%であった。脱皮前は左鉗脚は脱落していたが,脱皮後,鉗脚の再生が観察された。再生した鉗脚の長さは3.6cm,掌節は1.5cm,可動指は1.0cmであり,掌節と可動指の間には間接が認められた。
- 日本甲殻類学会の論文
- 1992-12-31
著者
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