飼育下における初中期シマイセエピフィロゾーマの成長と形態
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概要
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八丈島産シマイセエビ(Panulirus penicillatus)よりふ化したフィロゾーマを160日間飼育し,成長及び形態を記載した。プエルルスにはならなかったが,飼育期間中の本種の発達は,形態学的に7期に分けられた。脱皮間隔は3令まではほぼ6日,5令以降は10日前後であった。外肢刺毛数は第3顎脚では2令以降,第1及び第2胸脚では5令以降令毎に平均で1組ずつ増加した。体長や他部位における成長は指数曲線で示された。同一令であっても形態に個体差のみられるいわゆるIrregular developmentがみられた。本種では第2小顎の基節に棘が2本あることにより他のイセエビ属フィロゾーマとは,初期において識別可能であった。
- 日本甲殻類学会の論文
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