別府湾の砂泥の海底に生息するワレカラ類
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概要
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1976-1977年にかけて南西海区水産研究所及び大分県水産試験場が協同してSmith-Mclentye type bottom samplerを用いて別府湾全域の海底の砂を採集し,生物相を調査した。ワレカラ類はPseudoproto fallax MAYER・Protogeton inflatus MAYER・Caprella(S.) gigantochir MAYERの3種だけであった。これらの種は総べて湾口に近い砂地の海底から採集された。ワレカラ類が少ないのは,別府湾が八阪川・大分川・音津川及び大野川などの河川によって海水が汚濁されているためと思われる。
- 日本甲殻類学会の論文