ITS車載システム物理アーキテクチャの開発
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概要
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(財)自動車走行電子技術協会は、96年7月に関係五省庁で策定した高度道路交通システム(ITS)の全体構想に基づいて97年5月に規格化プロジェクトセンターを設置し、ITS車載システムアーキテクチャ(以下ITS車載SA)の開発と評価の研究に着手した。 98年度には、20年間にわたるITS利用者サービスのマーケットの展開と関連技術の進展のシナリオを想定し、ITS車載システムアーキテクチャを構築し国内外にその成果を発表した。 また、欧米で採用されている構造化技法によるシステムアーキテクチャと、ISO/TC204で採用し、日本が世界に先駆けて採用し構築したオブジェクト指向技法(UML)によるシステムアーキテクチャとはどのような違いがあるのか、1999年6月に行われた「アムステルダムシステムアーキテクチワークショップ」の論議を踏まえて紹介する。 また、ITSに関するシステムアーキテクチャとは何のために構築し、どのように活用すべきものなのか。欧米の最新動向を踏まえて、通産省の規格化事業が目指す車載システムアーキテクチャの狙いと取り組み、そして今後の取り組み計画を紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-10-07