従来型電子モールを拡張したオンラインコンテンツ販売システム
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概要
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本システムは、既に電子決済機能を備えた従来型の電子モールに、デジタルコンテンツの著作権保護機能を追加する形で実現した。コンテンツは暗号化して配送し閲覧時にのみ復号する。コンテンツの閲覧中は操作監視プログラムによって、復号済みのコンテンツの不正利用を防止することで著作権を保護が可能となる。また、この監視プログラムは一般に普及しているブラウザを対象としているため、HTMLやPDFなどの主要なフォーマットのコンテンツを販売対象のコンテンツとして採用可能である。本システムおよび本システムが前提とした従来型の電子モールは、分散オブジェクト技術を採用した実装を行っているため、実績のある電子決済機構を持つ電子モールと著作権保護機能を容易に統合することが可能となった。なお、本システムを採用した実証実験を、大日本印刷株式会社のデジタルコンテンツ販売モール「Book World EAST FLOOR」で実施中である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-01-30
著者
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子安 敏雄
大日本印刷
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原野 紳一郎
株式会社日立製作所 ソフトウェア事業部
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子安 敏雄
大日本印刷株式会社 C&i総合企画開発本部 C&i企画開発センター
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冨田 民則
株式会社日立製作所 システム開発研究所
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中田 順二
株式会社日立製作所 システム開発研究所
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