3次元胃袋モデルを用いた複数の胃X線像対応付け
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概要
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本文では, 胃X線像の撮影体位によって変化する3次元胃袋モデルの作成と, それを介した同一患者からの撮影条件の異なる複数枚の胃X線像の部位の対応付けに関する手法を提案する. 本手法は撮影体位により変化する3次元胃袋モデルと, その投影像を初期輪郭として弾性輪郭モデルにより求められる2次元の胃部領域を基に複数画像間の対応付けを行う. この実現により, 今まで1枚の胃X線像の上で行っていた計算機による病変部自動検出手法の精度向上や, 拾いすぎ領域の削減などに有効と考えられる. 3次元モデルとしては噴門と幽門を固定点とし, 胃角を表わす点を可動な点として, その3点を基に構成した. 本手法により, 撮影体位に条件はあるものの異なる体位間のおおまかな位置合わせが可能となった.
- 1997-11-27
著者
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大島 誠一
宇都宮大学工学部
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桐 利行
宇都宮大学大学院工学研究科情報工学専攻 : (現)(株)アドバンテスト
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桐 利行
字都宮大学工学部
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大島 誠一
字都宮大学工学部
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目加田 慶人
字都宮大学工学部
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長谷川 光司
字都宮大学工学部
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春日 正男
字都宮大学工学部
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