401 油漬けドリル深穴加工(加工)
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概要
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モノづくりの現場においては,切削油の使用量軽減及びその飛散解消による作業環境の改善及び好地球環境への対応が急務であることから,鋼材を対象とした旋削及びフライス加工では乾切削が30%以上に達している.しかしながら,ドリルによる深穴加工では,ドリルみぞへの切りくず詰まりと高温となる切削温度の関係から,切削油剤の使用は避けられない.そのため,この課題の解決に有効な切削油供給方式として,油霧(ミスト)供給が注目されているが,欠点は人畜に害のない植物油あるいは合成油を用いるとしても,ミストが加工機の周辺に拡散することである.そこで,本研究ではこのような心配のない最小油量潤滑(MQL)の切削油供給方法として,油漬けによる切削油供給方式を提示するとともに,この切削油供給の工具寿命に及ぼす効果を乾切削及び油液,油霧供給と比べながら検討した.
- 社団法人日本機械学会の論文
- 2001-09-07
著者
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