4輪ボギー車の自己振動週期に就て
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概要
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本論文では前後の台車は互に獨立して振動するものとして4輪ボギー車の自己振動週期に就て計算した、而して4輪ボギー台車を搖枕と釣合ばね及枕ばねの組合せとしてその自己振動週期を取扱つた。先づ板ばねの摩擦が卷ばねと板ばねとの組合せの上下自己振動週期に及ぼす影響を取扱ひ、その結果から4輪ボギー車の上下自己振動週期に對して1つの實驗常數を決定したところ、從來の考へ方に依る計算値よりも實測結果と良く一致する式が得られた。尚上下自己振動週期の場合の實驗常數を基にして4輪ボギー車の左右動及ローリングに對する自己振動週期を計算した。その結果4輪ボギー車の左右動及ローリングの自己振動週期には2種あつて、大きい方は搖枕釣の自己振動週期に近く小さい方は上下動の自己振動週期に近い事が解つた。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
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